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空き家の片付けどうするべき?業者の選び方や依頼手順もご紹介

空き家問題

山田 拓馬

筆者 山田 拓馬

不動産キャリア24年

不動産売買についての経験が豊富です。
様々なケースについて、お客様に寄り添った提案が出来るよう心掛けております。

全国で増加し続ける空き家問題、あなたも空き家の片付けに悩んでいませんか?放置しておくと税金や防犯面で困ったことになりかねません。しかし、大型家具の処分や家財整理を自分だけで行うのは大変です。この記事では、空き家の片付け業者へ依頼するメリットや、業者選びのコツ、費用を抑えるポイントまで、初めての方でも安心して片付けを進められる知識をわかりやすく解説します。あなたの負担を減らすヒントを見つけましょう。

空き家を放置するリスクと片付け業者に依頼するメリット

空き家を放置すると、固定資産税の軽減措置が受けられなくなり、税負担が最大6倍になることがあります。これは「特定空き家」や「管理不全空き家」に指定されることで発生し、実質的な負担が非常に大きくなるため注意が必要です。

また、建物は無人状態が続くと急速に老朽化が進行します。腐食、カビ、サビなどの劣化は周辺への倒壊や損害、最悪の場合は損害賠償のリスクを生むほか、不法侵入や放火、害虫・野生動物の住み着きといった防犯・衛生上の大きな問題を引き起こすおそれがあります。

こうした問題を総合的に回避するため、空き家片付け業者に依頼するメリットは大きいです。専門業者なら、重い荷物の運搬から産業廃棄物処理まで法令に準拠して安全に対応できます。煩雑な手続きや重作業も任せられるため、ご自身で負担する時間や手間を大幅に軽減できます。

さらに、多くの自治体では空き家の片付けや解体に対する補助制度があり、費用面での支援が期待できます。例えば、東京都では家財整理に最大5万円、解体費用の一部に最大10万円、費用の半額を補助する制度があります。こうした制度を活用することで、業者依頼の費用を抑えることが可能です。

リスク・負担項目放置した場合の影響業者に依頼するメリット
税金(固定資産税など)特例除外で最大6倍に増加片付けや整理により特定空き家の回避や自治体のサポートが利用可能
老朽化・倒壊・資産価値低下建物の劣化が進行し、価値も下落迅速な対応で劣化リスクを回避可能
防犯・衛生リスク不法侵入、放火、害虫などが繁殖整理・清掃により事故やトラブルの発生を防止
自治体の支援条件により支援対象外になることも自治体の補助制度を活用し、費用を軽減可能

業者選びの基本ポイント(費用・サービス内容・許可・保険など)

空き家の片付けを依頼する業者を選ぶ際は、以下の基本ポイントを押さえることが重要です。

ポイント内容チェック項目
費用目安㎡単価・作業時間・荷物量で変動「1㎡あたり3,000〜5,000円」「荷物量や間取り別相場」
サービス内容基本サービスとオプションの整理不用品回収・遺品整理・簡易清掃・庭木伐採・害虫駆除など
許可・保険信頼できる業者の条件産業・一般廃棄物許可の有無、賠償保険加入、実績や口コミ

まず「費用目安」についてですが、多くの業者では作業面積(㎡)、作業時間、人員、荷物量を基に料金が算出されます。一般的に1㎡あたり3,000〜5,000円が目安とされることがあるため、複数社からの見積もりで比較しやすくなります。

次に「サービス内容」です。標準的な片付けでは不用品回収、遺品整理、簡易清掃が含まれますが、追加で庭木伐採やリフォームの下地整理、害虫駆除などのオプションを提供する業者もあります。オプションの有無を見積もり時に事前確認することで、後から請求されるリスクを避けられます。

最後に「許可・保険・実績」です。信頼できる業者には産業廃棄物収集運搬許可や一般廃棄物許可があり、作業中の事故に備える賠償責任保険への加入が求められます。また、実績や口コミ評価も依頼前に確認すべき信頼性の指標となります。

費用の相場と費用を抑えるポイント

空き家の片付けを業者に依頼する際の費用相場は、間取りや荷物の量、作業内容によって大きく異なりますが、以下のような目安があります(2025年時点の複数社のデータを基に整理しています)。

間取り費用相場
1R/1K3万円~8万円程度
1LDK~2DK8万円~30万円程度
3LDK~4LDK以上15万円~60万円以上(物量・場所によりさらに増加)

例えば、1R~1Kであれば3万~8万円が目安で、1LDK~2DKでは8万~30万円程度、さらに3LDK以上の広さになると15万円~60万円以上となることもあります。ただし、荷物量や立地、清掃の内容によってはこれを超えるケースもある点に注意が必要です。

追加費用が発生しやすい代表的なケースは以下の通りです:

  • エアコンの取り外しやピアノなど重量物の搬出
  • 害虫駆除や消臭、特殊清掃などの衛生的対応
  • 搬出経路が狭く、階段のみの場合など作業が困難な状況
  • 仏壇・お焚き上げや供養などの特殊対応

これらは見積もり段階でオプションとして含まれていないことが多いため、必ず事前に確認しましょう。

費用を抑えるための具体的な方法は以下のとおりです:

  • 自力でできる範囲の荷物は事前に処分(自治体の粗大ごみ回収やリサイクル持ち込みなどを活用)することで、業者に依頼する荷物量を減らし、料金を削減できます。
  • まだ使える家具・家電や衣類などは、リサイクルショップやフリマアプリ、地域の譲渡などで活用することで収入になり、処分費の軽減につながります。
  • 自治体が提供する支援制度(粗大ごみ処理サービスやリサイクルセンター利用など)は利用すべき費用削減策です。市区町村によって内容が異なるため、住まいの自治体への確認が必要です。

このように、空き家の片付け費用は間取りに加えて荷物の量や作業内容で変動しますが、事前整理やリサイクル活用、行政サービスの活用により、現実的なコストコントロールが可能です。

業者依頼の流れと依頼前に確認すべきこと

空き家の片付けを業者に依頼する際の基本的な流れと、依頼前に必ず確認すべき事項を整理いたします。信頼性の高い情報に基づいた手順と注意点を、わかりやすくご案内します。

業者依頼の流れ(問い合わせから片付け完了まで)

ステップ内容
問い合わせ荷物の量や間取りの概要を伝え、資料や現地調査の予定を相談します(写真送付も推奨)
現地調査・見積もり業者が現地で確認し、作業内容や廃棄物処理方法を含む見積書を提示します。明細があるか要チェックです
契約見積内容に合意後、契約書を交わします。契約書には作業範囲、追加料金条件、キャンセルポリシーなどが明示されているか確認します
作業立ち会いの有無や近隣への配慮(挨拶・騒音対策など)について事前に確認します
片付け完了後廃棄物処理証明書を受け取る、作業後フォロー窓口を確認するなど、アフターフォロー体制をチェックします

依頼前に確認すべき具体的ポイント

  • 作業範囲の明確化:例えば「2階全荷物」「庭の剪定含む」など、対象範囲を具体的に伝えることが重要です
  • 追加料金の条件:階段搬出、大型家具、特殊廃棄物など、追加料金が発生するケースについても事前に確認しておきましょう
  • スケジュール:訪問見積~作業完了までの流れや、対応のスピード感(即日対応可否など)を調整します
  • 支払い条件:前払い・後払いの可否、支払方法(振込・クレジットカード・領収書の発行など)を確認しましょう
  • 許可と保険:一般廃棄物収集運搬許可、古物商許可、賠償責任保険加入の有無を必ず確認します
  • アフターフォロー体制:作業後の対応窓口や保証内容、クレーム対応などが明確になっているか確認します

このように、業者依頼の流れと事前確認事項をしっかり押さえることで、トラブルを回避し安心して片付けを進められます。信頼できる対応を提供できる当社では、これらすべてを丁寧にご案内いたします。お気軽にご相談ください。

まとめ

空き家の片付けは放置することで生じるリスクを減らし、安心して資産管理を進めるための大切なステップです。片付け業者に依頼することで、重労働や専門的な処分作業もプロに任せられます。費用やサービス内容、許可の有無など慎重に業者を選ぶことで失敗も防げます。また、事前準備や自治体の助成制度を活用すれば費用負担も抑えられます。不安や疑問は早めに相談し、納得のいく形で空き家整理を進めましょう。

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執筆者紹介

山田 拓馬 (ヤマダ タクマ)

不動産事業部 部長 キャリア24年

保有資格

  • 宅地建物取引士
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 不動産終活士
  • ガーデンデザイナー 

不動産業界で20年以上のキャリアを積み、これまでに1,000件以上の売買、賃貸契約に携わる。分かりやすい説明、少しでもプラスになる提案、を常に心掛けている。また、近年問題視されている管理が劣悪な空き地・空き家、所有者不明不動産等の解決に少しでも貢献するべく、日々奮闘中。趣味はギター演奏、ガーデニング、観葉植物栽培、料理。

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