不動産売却に役立つ情報を解説!四日市の住環境や相場について
不動産売却をする際はできるだけ早く、そして高く売りたいと思うものでしょう。
事前に売却する地域の住環境や相場などを確認しておくと、不動産売却に有利に働く可能性があります。
そこで今回は、四日市市で不動産を売却する際に知っておきたい概要や住環境、相場などを解説します。
四日市市で不動産売却をご検討中の方は、ぜひご参考にしてください。
四日市市で不動産売却をする際に知っておきたい概要や特徴
不動産売却をスムーズに進めるためには、さまざまなポイントがあります。
たとえば、購入検討者に地域の魅力をアピールすることも有効なポイントです。
不動産の購入を検討する際は、物件の立地や状態だけではなく、生活することになる地域の環境も気になるためです。
しかし、生活している地域の概要は、知っているつもりでも意外にわからないことがあるかもしれません。
そこで、不動産売却の際に効果的なアピールができるように、四日市市の概要や特徴を確認しておきましょう。
四日市市の概要や特徴①位置と人口
四日市市は、三重県北部に位置する市です。
面積は206.44㎢で、西に鈴鹿山脈、東に伊勢湾があり豊かな自然を感じられます。
年間平均気温は15.8度で、比較的温暖な気候です。
この地域は市が開かれた街、そして東海道の宿場町として古くから栄えていました。
そして東海や近畿、北陸にアクセスしやすい地の利を生かして、現在も発展を続けています。
令和7年1月1日現在の人口は30万6,378人、世帯数は14万6,038世帯です。
四日市市の概要や特徴②産業
四日市市は四日市港を中心に発展を続ける日本有数の産業都市であり、さまざまな産業があります。
伝統産業として有名なのは、萬古焼(ばんこやき)です。
萬古焼は江戸時代の中期に始まったといわれており、代表的な製品は土鍋や急須です。
近年はタジン鍋やごはん窯なども製造されており、時代の変化に合わせて発展を続けています。
近代産業も盛んであり、石油化学や電子産業などを中心にさまざまな産業が集積しています。
一方、四日市市の鈴鹿山脈周辺は農業も盛んです。
とくに、お茶は全国有数の生産量を誇り、市内には茶畑が広がる風景が見られます。
河原田みかんや四日市梨なども、四日市市の特産品です。
四日市市の概要や特徴③おすすめスポット
四日市市は産業が発展している一方で、エリアによっては豊かな自然を感じることができます。
なかでも、国定公園に指定されている鈴鹿山脈や伊勢湾は、雄大な自然を満喫できるスポットです。
山と海の両方を楽しむことができるのは、四日市市の大きな魅力でしょう。
また、四日市市はコンビナートの夜景も有名で、さん然とライトアップされた幻想的な光景は一見の価値があります。
海から夜景を見ながらコンビナートの解説を聞くことができる夜景クルーズも実施されており、人気が高くて予約が必要です。
四日市市で不動産売却をする際に知っておきたい住環境
四日市市の概要を確認すると、産業が発展している一方で豊かな自然もあり、バランスの取れた暮らしやすい地域であることがわかります。
さらに、四日市市は交通アクセスや買い物に不便を感じることがなく、住環境においても暮らしやすさを感じられる地域だといえます。
そこで、不動産売却の際にアピールできるように、四日市市の住環境の良さを具体的に確認しておきましょう。
四日市市の住環境①交通アクセス
住環境のなかでも重視されることが多いのは、交通アクセスでしょう。
四日市市は名古屋まで電車で30分ほどの距離なので、利便性があります。
名古屋に出て新幹線に乗ると、東京まで2時間ほどで到着できます。
東海や近畿、北陸などの各所にアクセスしやすい位置にあり、大阪や京都などのさまざまな場所へ行きやすいことも魅力です。
また、中部空港セントレアまではバスで60分ほどなので、飛行機も利用しやすいでしょう。
四日市市の住環境②買い物施設
四日市市は買い物施設が充実しているので、普段の買い物には困りません。
市内にはスーパーマーケットが複数あり、ショッピングモールもあります。
商店街にも多種多様な店舗があるので、食料品や日用品の買い物に便利です。
また、隣接する市まで足をのばすと大型のショッピングセンターやアウトレットモールがあるので、必要なものは近場でほぼ揃えることができるでしょう。
四日市市の住環境③子育て環境
四日市市は子育て関連の独自の取り組みがおこなわれているので、子どもがいるファミリー層にもおすすめできます。
取り組みには、3人目以降の子どもの保育料無料化の範囲拡大や、第2子以降子育てレスパイトケア事業などがあります。
とくに、市外からの転入もしくは市内賃貸住宅から転居する子育て世帯に、一戸建て中古住宅の取得費用を補助していることは押さえておきたいポイントです。
この点は、不動産売却の際の有効なアピールポイントになるでしょう。
また、四日市市は子どもから大人まで元気で暮らせるまちを目指しており、自治体による医療サポートが充実しているので安心して子育てができます。
自然のなかでアスレチックやアクティビティを楽しめる四日市スポーツランドなど、家族のお出かけスポットがあることもアピールしてみましょう。
四日市市で不動産売却をする際に知っておきたい不動産の相場
不動産売却の際は、その地域の概要や住環境などをアピールすること以外にもポイントがあります。
それは、適正価格を設定することです。
不動産売却の際は、基本的に売主が自由に価格を設定できます。
しかし、設定した価格が相場からかけ離れていると、買主はなかなか見つかりません。
そのため、相場に沿った適正価格を設定することも、不動産売却における重要なポイントだといえます。
相場に沿った適正価格を設定する際の参考になるのは、査定額や地価動向です。
査定額は、不動産会社の査定を受けると提示されます。
地価動向はインターネットなどで調べることができるので、四日市市のデータを確認してみましょう。
四日市市の地価動向
四日市市の2024年の地価は、以下のとおりです。
●地価総平均5万8,890円/㎡
●坪単価19万4,679円/坪
●変動率1.04%上昇
※上記の数字は四日市市の公示地価と基準地価の総平均を記載しております。
※参考://tochidai.info/mie/yokkaichi/
四日市市にある不動産の相場は、この価格が1つの目安になります。
ただし、上記のデータは四日市市の平均であるため、売却する不動産の立地などによっては相場がこの価格よりも高い、もしくは低いことがあるでしょう。
また、建物がある場合はその状態なども価格に影響します。
不動産会社が提示する査定額は、それらの要素もふまえて算出されます。
そのため、売却価格を考えるときは上記のデータだけではなく、査定額なども併せて参考にしましょう。
地価動向から考える不動産売却のタイミング
先述した地価動向からは、相場だけではなく不動産売却のタイミングも推察できます。
その際は、変動率を参考にしましょう。
2024年の変動率は1.04%上昇しており、地価が上がっているので高く売れる可能性があると考えられます。
また、変動率は過去にさかのぼって確認することもポイントです。
四日市市は1992年から2018年までの長い期間、変動率が下降していました。
2019年に上昇に転じ、2021年に再び下降しましたが、2023年と2024年は上昇しています。
さらに、近年は上昇していても1%未満でしたが、2024年は1%を超えています。
以上のことをふまえると、四日市市の不動産売却は今が適したタイミングであるといえるでしょう。
まとめ
四日市市は、産業が発展している一方で豊かな自然も感じられるバランスの取れた地域です。
交通アクセスや買い物などの住環境においても不便を感じることはなく、暮らしやすい地域だといえます。
近年は地価が上昇しているので、不動産を売却する予定の方は具体的に検討してみましょう。